GN125Hのチェーン交換方法を初心者向けに解説|必要工具・116Lへのカット・チェーンカッターの使い方

GN125H

GN125Hのチェーン交換のやり方を紹介する。

GN125Hの標準仕様では、428サイズ・116リンクのチェーンが使用されている。
今回は150リンクのチェーンを購入したため、116リンクになるようチェーンをカットして取り付けた。

チェーン交換は、チェーンを切って新品を取り付けるだけなら難しい作業ではない。
しかし、チェーンのリンク数やクリップの向き、チェーンの張り調整など、間違えるとトラブルにつながるポイントもある。

この記事では、実際にGN125Hのチェーンを交換した作業をもとに、

●チェーン交換に必要な工具
●150リンクのチェーンを116リンクにカットする方法
●古いチェーンの取り外し
●新品チェーンの取り付け
●チェーンのクリップの向き
●チェーンの張り調整
●交換後の確認ポイント

まで、写真付きで紹介する。

これからGN125Hのチェーン交換をする人の参考になれば幸いである。

では説明開始!

目次
  1. GN125Hのチェーン交換に必要なもの
    1. 今回使用したもの
    2. 交換するチェーン
  2. GN125Hのチェーン交換前に確認すること
    1. GN125H標準チェーンは428・116リンク
    2. スプロケットの摩耗も確認
  3. 新品チェーンを116リンクにカットする
    1. 150リンクから116リンクへカット
    2. チェーンカッターの使い方
  4. GN125Hの古いチェーンを取り外す
    1. ①チェーンカバーを外す
    2. ②トルクロッドのナットを緩める
    3. ③チェーンの張りを調整しているボルトとナットを緩める!
    4. ④アクスルナット(19mm)を緩める。
    5. ⑤古いチェーンを取り外す
    6. ⑥新品チェーンの取り付け
    7. ⑦チェーンの張り調整をする
    8. ⑧元通り復元する
  5. チェーン交換後の注意点
  6. ノンシールチェーンの交換目安
  7. チェーンを長く使用する為に
  8. 最後に
  9. 関連記事|GN125Hの整備・カスタム
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    5. GN125H|チェーンの張り調整・チェーンアライメント調整
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    11. GN125Hのハイギヤ化|フロントスプロケット14T→15Tに交換した結果【燃費・加速・エンジンブレーキ】

GN125Hのチェーン交換に必要なもの

今回使用したもの

●新品チェーン(激安の\1958w) https://amzn.to/4y1ATRr
●チェーンカッター
●チェーンアライメントツール https://amzn.to/4A27szI
●プライヤー(ラジオペンチやチェーンプライヤーなど)
●12mmと14mmと17mmと19mmのメガネレンチ
●7mmのソケットレンチ
●+3番ドライバー
●マイナスドライバー
●パーツクリーナー
●チェーンルブ
●ニトリルゴム手袋
●ウエス
●ブラシ類
などなど…

交換するチェーン

今回用意したチェーンは、Alfatechというメーカーの激安チェーンだ。
老舗メーカーではないが、安価なメッキタイプのチェーンを探していた。
写真ではややゴールドのようにみえるが実際はもう少しシルバーだ。
なぜメッキタイプのチェーンが良いかというと、メッキ処理してあると防錆効果がかなり期待できるから。
少々雨が当たっただけでは、錆びないだろう。
また通常の安価なスチールチェーンと比べたら、シルバーメッキでキラキラ輝くので見た目も良くドレスアップ効果も期待できるw
このチェーンはノンシールチェーンで、リンク数は150Lの為、カットして使用する必要がある。

また今回購入したチェーンには個人的に嬉しい点があった。
それはチェーン本体が油でギトギトではなかったこと。
薄っすら注油はしてあったが、比較的サラサラした油だった。
これは製造ロットによるかもしれない。
油ギトギトだと、あの油を1回落とさないとリアタイヤ回りに油が飛び散って酷い目に合うw
今回購入したチェーン
●ノンシールチェーン
●固定方法:クリップ式
●サイズ:428
●長さ:150L
●特徴:クロムメッキ加工処理あり
●購入価格:¥1958

GN125Hのチェーン交換前に確認すること

GN125H標準チェーンは428・116リンク

GN125H チェーンサイズ:428 長さ:116L
サイズについて
428とはチェーンのサイズのことだ。そのほかのサイズとしては420や520などがある。
チェーンのプレートに刻印されている3桁の数字がそのバイクのチェーンサイズである。

●1桁目の数字:チェーンピッチ(ピンとピンの距離)を表わす。
 例:「5」なら 5/8インチ(15.875mm)

●残り2桁の数字:チェーンの内幅(ローラーリンクの内幅)を表わす。
 例:「20」なら 2/8インチ(6.35mm)

 

長さについて
長さはリンク(単位:L)で表す。
GNくんの純正指定リンク数は116L。
116Lとはチェーンの外側と内側プレート区切りが58枚ずつになる。
基本的にチェーンのピン(接続軸)数の数もリンク数と同じなので、116Lであればピンの数も116本になる。

スプロケットの摩耗も確認

チェーンー交換前に
チェーン交換前に前後スプロケットの摩耗がないか確認せよ!

一般的にチェーン交換とスプロケット(前後)セット交換が良いとされている。

それは摩耗したスプロケットに新品チェーンを取り付けると、ピッチが上手くかみ合わず片摩耗することがあるからだ。
スプロケットの摩耗具合を確認するには、スプロケットのギヤのとこをウエスで拭いて綺麗にしてから、先端のトンガリ具合を確認する。
下画像はリアスプロケだが、先端がまだ平であることがお分かりいただけるだろうか。
一方、上画像はFスプロケだが、やや先端が細くなってトンガリ君に近づいている。
個人的にはこれくらいならまだ許容範囲内と判断したが、新品チェーン交換後はスプロケまわりから鉄粉が異常発生していないか確認する必要がある。
鉄粉が発生していたら片摩耗している証拠であるので、その際はスプロケットも交換する必要が出てくる。

新品チェーンを116リンクにカットする

150リンクから116リンクへカット

116Lはピン数が116本だ。
34ピン分をカットすればよいことになる。
数え間違いしないようにマーカーペンでピン数をマーキングしながら作業した。

チェーンカッターの使い方

あか吉ザウルスはAmazonで購入した¥1000以下のチェーンカッターを何年も愛用している。
ネットで検索すると最初はピンの頭をディスクグラインダーで飛ばしてから、ピン抜き(カット作業)する方もおられるが、あか吉ザウルスの場合は、最初からチェーンカッターでピン抜きをしている。ディスクグラインダーでピン頭を飛ばしてしまうとどこがピンなのか分からなくなってしまい、チェーンカッターの押し出しピン?を傷めてしまう可能性があるためだ。

チェーンカッターの使用方法は簡単で、①のボルトを回しチェーンをしっかり挟み込む。
次に②のボルトを時計回りに回すとピンをプレスで押し出すことが出来る。ピン抜き作業は最初だけ少し力がいるが、一度ピンが動きだしたらあとはスムーズに回すことができる。

GN125Hの古いチェーンを取り外す

①チェーンカバーを外す

GNのチェーンカバー固定ボルト2本のうち、前方のボルトはセンタースタンドだとドライバーで外しにくい。
サイドスタンドにするとリアサスが少し沈むので、ドライバーで回しやすくなる。
といってもフレームに干渉するので、フレームは傷つくがねw

+3番ドライバーで2本のボルトを外す!

ちなみにあか吉ザウルスのGNくんは、なべネジから六角プラスネジに変更している。
六角プラスネジは確かナンバー固定用ボルトを流用したものだ。

チェーンカバーが取り外しできた。
チェーンカバーを取り外したらサイドスタンドからセンタースタンドに切り替える。
センタースタンドの方が作業性が良いからだ。

ちなみにチェーンカバーは、カバー本体の黄色矢印の突起とスイングアームの黄色矢印の穴にはめ込む構造になっている。

②トルクロッドのナットを緩める

この作業は必須ではないかもしれないが、チェーンを動かしやすくなるため、あか吉ザウルスは毎度やっている。
割ピンを外し、14mmナットを緩める。
あか吉ザウルスはRピンに変更している。ホムセンで購入したものだ。
Rピンに変更すると組上げの時に新品の割ピンを用意しなくて良くなるので、地味に良い方法だ。

ナットは完全に外さずユルユルにして置くだけでOKだ。

③チェーンの張りを調整しているボルトとナットを緩める!

ナットとボルトのサイズは12mmだ!

反対側も同様に緩める。

④アクスルナット(19mm)を緩める。

アクスルナット(マフラー側)を緩める。
サイズは19mmで反対側のアクスルシャフトの頭は17mmだ。
あか吉ザウルスは右利きの為、右腕でメガネレンチで押すように緩めている。

⑤古いチェーンを取り外す

アクスルナットを緩めるとRタイヤを前方に押し、チェーンをダルンダルンに緩めることができる。

そしたら古いチェーンを取り外す。
あか吉ザウルスのGNくんはクリップ式チェーンを取り付けていた為、プライヤーなどを使用して
古いチェーンクリップをスライドして取り外す。

チェーン交換だけが目的なら古いチェーンと新しいチェーンをタイラップや針金などで
繋げて、リアタイヤを回転させながら外したら良いが、今回はフロントスプロケット周りも綺麗に清掃したい為、スプロケカバーも取り外す。

スプロケカバーは7mmのボルト3本で固定されている。

3本のうち下のボルト1本だけ短いボルトだ。

ここでパーツクリーナーやウエスを使って、古いルブや汚れを清掃しておいた。

ルブうんこが溜まっていたので、マイナスドライバーなどで擦って、パーツクリーナーやウエスで綺麗に清掃しておいた。

新品チェーンが取付してあったりと写真が前後して申し訳ないが、
Fスプロケット回りも綺麗にしておいた。

歯ブラシとウエスとパーツクリーナーを駆使して短時間で清掃したw

⑥新品チェーンの取り付け

新品チェーンをFスプロケとRスプロケにしっかり取り付ける。
特段難しい作業ではない。


古いチェーンが錆ており、見た目が悪かったが新品のメッキチェーンで、
GNくんが輝いてみえる(^^♪

またクリップで固定するときはRスプロケギヤ部で作業した方がやりやすい。
空中でリンクを固定しようとすると、なかなか作業しにくい。
またクリップ固定時にも力が伝わりにくい。
なのでRスプロケギヤ部で作業しよう。
↑チェーンクリップの画像だ。
クリップの前にプレートを挟み込む。
チェーン取り付けの注意点はクリップの向きだ。
回転方向を考え、回転方向先頭はクリップの閉じている側にする。
クリップ取付ではあか吉ザウルスはクニペックスのウォーターポンププライヤーを使用した。
以前はチェーンプライヤーという専用品を使用していたが、最近は専用品は使用していない。
どうしてもクリップ外し・取付が出来ない方へ!
そんな方はチェーンプライヤーがオススメだ。
あか吉ザウルスも初めてのチェーン交換時から使用していた。
チェーンプライヤーhttps://amzn.to/4cybFBi
先端が特殊な形状になっており、クリップをホールドしやすい代物だ

⑦チェーンの張り調整をする

チェーンアライメントツールを使用してチェーンをまっすぐに張ろう。
チェーンの張り調整は、以前記事にしているので詳細はこちらをチェックだ!
https://akakichisarus.com/gn125h-chain-tension-adjustment/

ここで伝えたいことはスイングアームの左右にある目盛りは信用しないことだ。
左右対称に合わせても絶対にチェーンはまっすぐにならない。
必ずチェーンアライメントツールを使うこと。
チェーンをまっすぐに張ると摩擦や摩耗が少なくなり、燃費も意外と伸びることを
あか吉ザウルスは実体験で経験済だ。

⑧元通り復元する

アジャスターボルトを固定
またトルクロッドのナットも固定する。
リアスプロケとチェーンの間にドライバー等を差し込んだ状態でアクスルナットを
締めつけた方が張り過ぎを回避できる。

エンジンを停止させた状態で、ドライバーを差し込みギヤを1速に入れる!
絶対にエンジン始動させないこと!!
そうするとRタイヤが動いたりしない。

アクスルナットを締め付けすると、どうしても調整した状態よりも更にチェーンが張った状態になりやすい。
そのためドライバーを差し込むことでチェーンにテンションをかけた状態でアクスルナットを締めつけると調整した以上にチェーンが張るのを防ぐことができる

アクスルナットの締め付けトルクは79N・mだ!
だがマフラーと干渉してトルクレンチは入らないのであか吉ザウルスは手ルクレンチで締め付けている。

最後にチェーンカバーを元通り復元したら、チェーン交換作業は完了だ!

チェーンの注油も忘れずにすること!!

チェーン交換後の注意点

新品チェーン交換後1000km程度走行したら、一度初期伸びを点検したいところだ。
それは経験上新品取り付け後が一番チェーンが伸びやすいと感じるからだ。
これを『初期伸び』といったりする。
また点検時はチェーンの張り具合だけではなく、前後スプロケットまわりに鉄粉が吹いていないかなども点検したい
もしも鉄粉がたくさん付着している場合はスプロケットも新品に交換する必要がある

ノンシールチェーンの交換目安

ノンシールチェーンの寿命は何kmと言い切ることは難しい部品だ。
交換の目安としては、

●走行時にチェーンからガラガラ・ジャラジャラと異音がする
●チェーン付近が鉄粉まみれになっている
●Rスプロケ部のチェーンを後方に引っ張った時にガバガバ
●チェーンが錆まみれになっている

などの時にチェーン交換が必要だ。とはいっても走行距離の目安も欲しいと思う。

ざっくり5000km~10000km前後が交換の目安だ。

走行条件やメンテナンス状態によっては、2~3万km以上使用できる場合もある。
あか吉ザウルス自身も、適切にメンテナンスしたチェーンを長期間使用した経験がある。

ノンシールチェーンとはリンク部分にゴムなどのシール(Oリング等)で内部のグリスを封入していないチェーンのこと。
メリットは価格が安く、フリクションロス(抵抗)が少ないことだ。
またゴム部品が使われていないので、パーツクリーナーを使用出来る。
デメリットは、グリスが封入されていないのでこまめな清掃と注油が必要なことだ。

チェーンを長く使用する為に

ノンシールチェーンだと500km毎に清掃と注油をした方が良いだろう。
また雨の中走行した場合は、走行後なるべく早い段階で清掃と注油をした方が良い。
雨の中走行した場合は、水分で錆びやすくなるからだ。
シールチェーンの場合も同様に500km毎に清掃はした方が良いと思うが、
チェーン表面がしっかりメッキ加工されたチェーンは1000km毎に清掃するだけで良いかもしれない。
チェーンの清掃と注油頻度は500km毎
雨走行後は清掃と注油を毎回行った方が良い
チェーンの清掃と注油整備については他記事で解説しているので
良かったらこちらも参考にして欲しい。

GN125H チェーン清掃と注油のやり方 チェーンメンテナンスの方法
https://akakichisarus.com/gn125h-chain/

最後に

今回はGNくんに初めてクロムメッキが施してあるチェーンを取り付けしてみた。
今まではKMC製やDID製のスチール製のものばかり着用してきた。
この激安メッキチェーンがどれいくらいの防錆効果と耐久性があるのか楽しみである。

メッキチェーンの最大のメリットである防錆効果が如何ほどのものなのか?
メッキ加工で清掃と注油の頻度を減らすことができるのか?

など今後しっかり観察していきたい。
もしも良いチェーンであれば、今後もブログで取り上げたり、リピートしたいと思う。

最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回の記事でお会いしましょう!(^^)!

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